2025/03/11(火) 09:34:11 WSSocqXLFm [iPhone]
タイトル:「奈々様のひとりごと」
空が歪んで、床が浮かんで、液体が渦を巻いてる。足元には色とりどりのものが踊り、私だけが静止してる。みんなが回っている、みんなが進んでいる。でも私は、ただ立っている。何がどうなっているのか、分からない。言葉が浮かんでは消えて、音も無くなったり反響したり。何かをつかもうとしても、すり抜けていく。
「実はさ、私、黒いカエルなんだ。」そう呟いてみる。気づけば、目の前にあのカエルがいる。跳ねて、伸びて、まるで現実じゃないみたいに。ああ、そう、私はこれだ、黒いカエル。なんでか知らないけど、そう。
かにが現れて、「循環するだけだろ?」って言って去る。空間が歪み、キスイがスライディングしてきた。「カエル?!」その一言が響く、響き続ける。
チャッピーはただ黙って、目を光らせる。「逆さまのサンドイッチだ。」その言葉が消え、全てが反転していく。時間が歪み、私はただ立ち尽くしている。