2025/03/22(土) 23:13:35 bwlgNIMSqP [iPhone]
キスイは公衆電話の受話器を握り、勢いよく119番を押した。
「火事だ!とんでもねぇ火事だ!!」
オペレーターが緊迫した声で尋ねる。
「どちらで発生していますか!?」
キスイは息を荒げながら叫んだ。
「俺の心が燃えてるんだ!!誰か消してくれ!!!」
オペレーターが困惑して何か言おうとした瞬間、キスイは受話器を叩きつけた。そして、偶然近くを歩いていたスーツ姿のサラリーマンを見つけ、目を輝かせながら叫ぶ。
「お前が俺の消火栓だッ!!!」
サラリーマンが「は?」と戸惑う間もなく、キスイは勢いよくローキックを叩き込んだ。サラリーマンはよろめきながら「ちょっ…何!?」と慌てるが、キスイはさらに頭を掴み、強引に振り回しながら絶叫する。
「水を出せえええ!!!消せ!!俺の炎を消すんだああ!!!」
通行人の悲鳴が響く中、キスイはサラリーマンを抱え上げ、回転しながら川へ投げ捨てた。