2025/03/24(月) 09:32:33 n3pssbWNha [iPhone]
深夜2時。家の中に異様な気配が漂っていた。
階段の上に立つ影――全身オレンジのタイツに包まれ、頭には巨大な緑の葉のような飾り。
キスイだった。
寝ぼけたチャッピーがふらふらと階段を上がる。
「……ん? なにしてんの?」
その瞬間、キスイは突如、両手を広げ、低い声で呟いた。
「大地の声を聞け……」
「は?」
次の瞬間、キスイはチャッピーの肩を全力で押し込んだ。
「うわああああ!!!」
チャッピーは階段を転がり落ち、床に激突。鈍い音が響き、足が不自然な方向に曲がった。
「折れたァ!!!」
だがキスイは無言。ゆっくりと片膝をつき、地面に手をつけた。そして、まるで土に根を張るかのように動かず、ただ呟いた。
「ニンジンマン……土に還る……」
奈々様とかには遠巻きに見つめ、恐怖で言葉を失っていた。