キスイはチャッピーの肩を掴み、目を血走らせて叫んだ。

「旦那が朝帰りするんだよ…！！」

チャッピーは眉をひそめる。「お前、そもそも結婚してないだろ？」

キスイは頷く。「そう！なのに朝になると、必ず戻ってくるんだ…！」

チャッピーは混乱する。「だから、誰が？」

キスイは震える声で言った。「俺の眉毛が。」

「眉毛？」

「夜になるとどっか行くんだよ。でも朝になると、ちゃんと戻ってる。」

チャッピーは呆れ顔。「お前が抜いてんだろ。」

キスイは静かに首を振る。「なら、俺が寝てる間に誰かが眉毛を盗んでるってことになる…怖くないか？」

チャッピーは「知らんがな」と立ち上がろうとした瞬間、キスイが指を突き出した。

「カウパービーム！！」

謎の衝撃波が炸裂し、チャッピーは店の壁に吹っ飛ばされた。店内が静まり返る中、キスイは小さく呟いた。

「…でも、俺の旦那は一体どこにいるんだ…？」