深夜の病院ロビー。看護師が静かにカルテを整理していた。
そのとき、非常扉が爆音と共に破裂し、煙の中からキスイが登場。白衣をなびかせながら叫ぶ。

「私は広末涼子よォォォ！！」

意味不明の名乗りと同時にラリアットでカルテ棚を破壊！看護師が驚く間もなくボディブロー連打、アッパーカットで天井まで吹き飛ばす！
落下地点にカカト落とし、さらにピーマンを顔面に直撃させ、にんじんを鼻に突き刺す！

「野菜を押し付けるからこうなるのよォッ！！」

叫びながらキャベツをバウンドさせて顔面に叩き込み、締めはナスでの強烈なチョークスリーパー。

その様子を見ていたのは、真紅のロングコートを羽織ったシエル。無言でレタスを一枚、看護師にそっと置いた。

キスイは汗まみれで振り返り、「涼子の魂、届けたわ…」とつぶやいた。