2025/04/18(金) 13:15:55 VVWgsiRW44 [iPhone]
4人は、古びた商店街の路地裏に吸い寄せられるように入っていった。
そこには「時間屋」と書かれた看板の小屋がぽつんと立っていた。中に入ると、天井から無数の時計がぶら下がり、すべてがバラバラの時を刻んでいた。
奥から白髪の老人が現れ、「ひとつだけ、過去に戻れる時間を選べ」と語る。チャッピーが選んだ時計は針がぐるぐると逆回転し、気づけば彼だけが小学生になっていた。
かにが選んだ時計は止まったままで、まばたきの瞬間に老人と入れ替わっていた。
キスイは時計を食べた。「うまい」と言った直後、周囲の時が止まった。
奈々様は何も選ばず、黙って外へ出た。小屋の外では、夕焼けが朝焼けに変わっていた。
時計の音だけが、まだ耳に残っていた。