2025/04/21(月) 08:59:23 XconeV87az [iPhone]
ある日、かには道端で転んだ老人に出くわした。周囲の人々が見て見ぬふりをする中、かには迷わず駆け寄り、「痛かったっすね、おじいちゃん。地球がたまにキックしてくるんすよ」とふざけながら手を貸した。
老人が立ち上がると、かには肩を貸しつつ一緒に近くの病院まで歩いた。途中、老人が「最近、若い人は冷たいと思ってた」と漏らすと、かには照れ臭そうに笑って「若い奴らも、地球に蹴られた時は優しくなるっす」と返した。
病院の前で別れ際、老人はかにに小さな折り鶴を手渡した。「お守り代わりに」と。かにはその折り鶴を財布にしまい、「たまには地球に優しくするっす」と呟いた。
その日は、空がやけに青かった。