2025/06/04(水) 15:49:51 jVodUHja6l [iPhone]
午前11時11分、沢村俊哉は千葉県の梨畑で逆さに埋まりながら「ナガシマッ!ナガシマッ!」と連呼していた。全身に貼りつけられたジャイアンツ優勝セールのチラシが風に舞い、地面に“ON砲”の文字を描く。隣では3mの寿司ロボがバク宙しながら「セーフ!」と叫んでいる。
俊哉は最後の儀式を始める。大量のうんこ味プリンを球状に固め、ミズノのバットで打ち上げると、それは成層圏を超えて一瞬で戻ってきて俊哉の額に命中。
「ッカァーーーン!!!」
爆発音と共に地割れが走り、地面からヌルッと何かが生える――それは、赤ジャージに身を包んだ長嶋茂雄。手には焼きそばパンと三色ボールペン。
「おぉ、なんか生えちまったなァ〜」
俊哉、感涙。寿司ロボは空を飛び、梨畑はジャイアンツの応援歌を歌い始めた。
こうして――ミスターは、完全復活を果たしたのであった。