今から二年前、アラスカ・フォックス諸島のさらに北に位置するシャドーモセス島にまつわる、軍の異常行為が報道されたのを有識たるあなたはご存知のことだろう。
オハイオ級原子力潜水艦ディスカバリーが本来の作戦海域を離れシャドーモセス近海に出現。
それに先んじてアラスカ方面に緊急出動していたE-3C AWACSには当時の国防長官ジム・ハウスマンが搭乗。
さらにその16時間後、カレーナ基地から爆弾を積んだ6機のF117ナイトホークがアラスカに向けて離陸していたという、実際に記録が残されている一連の謎の行動。
これらについて当時のマスコミ、ジャーナリストは様々な憶測をしていた。
第三国の軍事侵攻、軍の一部によるクーデター。
この私は、とある雑誌でシャドーモセスはリトルグレイたちのエアポートになっているのだとコメントした。
彼等は各地に秘密基地を持つ、最も有名な宇宙人だ。だがこのファイルによれば、それらは全て間違いだという。
そう、そこで起きていたのは史上空前のテロ行為、しかも軍が生み出した最強のスーパー兵士たちと脅威の秘密兵器による世界人類滅亡の危機だった。
この日、シャドーモセス島にある核兵器廃棄所非正規戦部隊「FOXHOUND(フォックスハウンド)」と次世代特殊部隊のスーパー兵士たちが突然、乗っ取ってしまった。