2026/09/11(金) 23:54:46 ntNpYPNByy [Windows]
けっこーおもろい。黒人作家の作品でいろんな賞を獲得してるから過去の黒人差別を糾弾する説教臭い本かと思ったが、読み物としてかなり読みやすくエンタメ性もある。白人が黒人奴隷を物みたいに気軽に売り買いしていて扱いも非道いんだが、わずか100程前まで本当の意味で人権を無視した行いがアメリカで行われていた事を考えると、オバマが大統領になったのって歴史的な一歩だったんやなと。なにより衝撃なのが奴隷が鉛筆すら持たせてもらえない待遇ってところや。おそらく現実に即した世界や価値観が描かれてるんやと思うけど、奴隷は物なのでリンチして殺すとか、縛り首にして殺すとか、簡単に殺されるし、そこまではいかなくとも日常的にムチで叩いたりされるなかで、精神的にも貶され人格を否定するような虐待を受けており、白人の顔色を伺い白人の自尊心を満たすために言葉遣いも白人の前ではアホっぽく振る舞ってる(ここに関しては本当かな?黒人って元々アホなのでは?と思わなくもないが)。そういう世界でミンストレル・ショーってショーの芸人たち(白人)が登場するんだが、このミンストレル・ショーって黒人身なりを真似てショーをする今の価値観だとそれどうなのって感じのショーなんだよな。それ黒人バカにしてますよね?って感じの。でも作中のミンストレル・ショーのオーナーは奴隷制に反対していて、主人公のジムを他の白人から買い受けるんだが、ジムには俺は君を買ったんではなく雇ったんだと主張する。まぁ偽善かもしれんが