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ある世界に発明家がいたんだ。
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匿名動ナビファン
2026/11/08(日) 00:55:56 hYkbhKdUNy [Windows]
その世界の生徒たちは自らを神の子と信じ、心身の全てが潔白でなければならないと思い込んでいた。殺戮はせず肉も食わず、植物も殺さずに生きていくと決めていた。そこは断食の世界だった。「なんだか、すごくつらそうな世界だ」いや、彼らは案外幸せだったらしい。その世界は美しく高度な文明として栄えて、多くの遺物も残っている。「へぇ、そうなんだ」第一、空腹なんて僕らにとって大したことじゃない。そんな世界の端っこで、死ぬことに執着している生徒が居た。彼は静止したこの世界で死を作り出そうとした。死の発明家だった。「死の発明?」ああ、彼は人の死によってこの世界の静止を打ち破ろうとしたんだ。実をいうと僕は、ちょっとだけ彼に憧れを抱いたんだ。倫理観はともかく、これはこの世界に対する挑戦だからね。でも、実際の彼は悪魔そのものだった。神を罵り、森を焼き払う、肉を食い荒らし断食人たちを侮蔑した。さらに静止をいいことに自殺や殺人の実験を繰り返したんだ。「そんなのただの殺人鬼じゃないか」ああ。あまりの残虐さに僕は本気で彼を殺してやりたいと思ったよ。そして、ついに彼は死を発明する。彼は、どうしても死にたくて仕方なかったらしくてね、その発明をまっさきに使った。そして、見事に死んでみせた。「え?」うん。 僕はその発明を実際に見つけたんだ。彼に、君も座れと言われているようで。「え、え...座ったの?」死んだ彼は以前と何ら変わらないように見えた。だが変化は日を追うにつれ現れた。発明家はもう何も望まない。目の前にあるものを受け入れ、満足し、何も批判をせず誰も憎んだりしない。ブッダのようなよく出来た人間になっていた。この世界から発明家は居なくなった。彼は、衝動の終わりこそが自分という命の終わりだと知ったんだ。これは、この世界での死の一つの形だ。結局僕はは座らなかった。「その人、自分が嫌いだったのかな?」さぁ、今となっては何故彼が死に取り憑かれていたのかは分からない。
2
匿名動ナビファン
2026/11/08(日) 00:56:35 hYkbhKdUNy[Windows]
けど、長く生きてみて分かったよ。色んな経験やら何やらが積み重なっていくと、どんどんいびつな何かが出来上がっていく。それが大きくなっていくと、一つ一つの意味が薄くなって、均一化されていくっていうのかな、自分が偏ってくのにどんどん無感動になっていくのが分かるんだ。最後にそれはポッカリといびつな穴になる。僕も時間に干されて、いつかは希みたいなただのカタチになる。でも、これは静止に織り込まれた一つの状態に

3
タイガーうっぴゅ
2026/11/08(日) 04:12:46 AMikw4mFyZ[Android]
長い3行

鯨
youtu.be
これ?
4
タイガーうっぴゅ
2026/11/08(日) 07:12:41 xHQt2zC8On[Android]
前も書いてるけどさ、ここの掲示板爆心地なんやでな。
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